シェア[フジハラレディースクリニック院長の投稿]

「自分が」何を信じるか。

ただそれだけ。

シェアさせていただきます。

◎フジハラレディースクリニックへ通院されている妊婦の皆様へ②

今年に入ってからの「新型コロナウイルス感染症」の騒動につきまして、皆様方には大変ご迷惑をおかけしております。

具体的には、外来通院時の付き添いやお子様連れの禁止、来院時のマスク着用、立ち会い出産の人数制限、面会時間や人数の制限、里帰り出産や転居など県外から広島に来られた際の2週間自宅待機、などです。

当院で行っております「怖くない!痛くない!笑顔の『つぐお式出産』」は、無痛分ではありませんが、分娩進行中、陣痛がある時も1回も痛い!とは言わず、ニコニコ笑顔で出産される方が多く、赤ちゃんが生まれ出た直後に、ああ楽しかった!先生次のお産もよろしくお願いします!と言われることも多いです。

私が執筆した『世界で一番幸せなお産をしよう!』を読んだり、今までに27万回視聴されているYouTubeの当院の出産動画を観て、日本中から私あてにお手紙やメールをいただいたり、里帰り出産でもないのに、他県から当院まで分娩に来られる方もいらっしゃいます。

もともとの当院の出産は、何人立ち会ってもいいよ~と言っており、両家のご家族やお友だちが大勢立ち会われたり、高校の先生が部活動の生徒さんを全員呼んで15-6人の女子高生が分娩台を囲んで出産になったり、アットホームなものです。今は、それらができなくて大変申し訳なく思っていますし、私自身も非常に歯痒く思っています。

ここ最近、テレビのワイドショーやニュースでは、新型コロナウイルスの感染者は全国にどんどん拡大している!と連日のように叫ばれていますが、はたして本当なのでしょうか?

どんどん増えているのは、「PCR検査の陽性者」だけではないのでしょうか?

ご存じの方も多いと思いますが、そもそも「PCR検査陽性者」=「感染者」ではありません。

私は8月23日に『◎フジハラレディースクリニックへ通院されている妊婦の皆様へ』という投稿をいたしました。その時の文章は、広島県健康福祉局より、妊婦さんの不安解消のため、本人が希望する場合に、1回に限り、「新型コロナウイルス」の唾液によるPCR検査の実施について、広島県からの委託を受注してもらえるかどうか、という照会に対して、今回の「新型コロナウイルス」に関するPCR検査については、診断のための検査としての意義は低く、これを実施したからと言って、安心を得ることにはつながらない、と思っており、不安を抱える妊婦の方々の解決にはならないと考えている、という私の考えを説明したものでした。

その中では、中国からNatureに投稿された論文『A new coronavirus associated with human respiratory disease in China』という41歳男性の重症肺炎の一例報告をWHOが異例とも思える早さで「新型コロナウイルス感染症」と命名したこと、その一例の肺胞洗浄液(肺実質ではなく)の遺伝子配列から一部を選んでプライマー設定してPCR検査ができていること、その設定が妥当かどうか検証されないままPCR検査が全世界でやり続けられていること、PCR検査を発明しノーベル賞を受賞したキャリー・マリス博士は意図的に隔離社会を作ってしまう危険性を危惧し「感染症の診断にPCR検査を用いるべきではない」という考えであったこと、私自身はPCR検査は安易に受けない方が良いという考えであること、等々をお書きしました。

その内容に対して、今までに2300件以上の「いいね!」をいただき、1400件以上シェアをしていただきました。

反響の大きさに正直言って大変驚きましたが、投稿を読んでいただいた方には心より感謝申し上げたいと思います。

いただいたコメントの中には、「医師の立場で勇気あるご発信をありがとうございます」というものが非常に多かったのですが、私自身正直に自分の考えを述べさせていただいただけで、さほどの勇気は必要ありませんでした。

(8月23日の投稿をご覧になっていない方のために、同じものを後ほど再掲させていただきます。)

あくまで私見ですが、今回の騒動がずっと遷延しているのは、色々なところに責任がありますが、医療界とりわけ医師の責任は極めて大きいと思っています。科学的な見識を持ち、医学の知識を持っている医師が、バシッと言えば、この騒動はもう終わっていたはずです。それがないから、このように長引いているのです。日本の医師の一人として、皆様に心よりお詫び申し上げます。

この感染症が、本当にきちんと恐れ、警戒し、徹底した対応策を取らなければならないものなのであるならまだしも、やる必要のないPCR検査をどんどん煽ったためだけで起こっている騒動だとしたら、煽った人たちは、どう責任をとってくれるのでしょう。失業率が1%上昇すると、自殺する人は2000人以上増えると推計されています。医師はいつも病院にかかっている患者さんの命を救うことに一生懸命心血を注いでいます。それと同じように、今回の騒動については、医師が正しい認識を正しく発信できていないために、自殺する人が増えているならば、やはり私たち医師は、命に関わる職業を選択している者として、自分たちの責任の重さを痛感して、正しく行動をとっていくべきだと思います。それが社会における医師の役割と責務だと思います。

それに引き換え、医師でもない多くの方々が、一生懸命正しいと思われる情報を発信してくださっており、本当に頭が下がる思いです。

私は今回の騒動は、常識的に考えて過剰な反応だと考えており、できることなら、どこかのタイミングで、例えば現在の「二類感染症相当」が「五類感染症」に変更される(ちなみに季節型のインフルエンザは五類です)などありましたら、一気に、または段階的に、当院で行っている禁止や制限を解除していくつもりです。もうしばらくお待ちください。

今現在私が思っていること、お伝えしたいことをこれから申し述べますが、今回もまた本題に入る前に注意していただきたいことがあります。

注意1)これは、あくまで私の考えであり、フジハラレディースクリニックの考えです。当院以外に通院の方は、ご自分が通院されている病院の先生の指示に従ってください。
注意2)行政の現場の方々は朝から晩まで疲労困憊になるぐらい一生懸命働いておられます。今回のこれは、行政の現場の方に対する非難や抗議ではありません。
注意3)私は自分の意見が絶対とは思っておりませんし、それぞれの先生方のお考えは尊重いたします。この場では、ディスカッションいたしません。

それでは、本題に入ります。

2020年は、残念ながらコロナに始まりコロナに終わり、と言いたいところですが、本当は既に「集団免疫」状態に達し収束しているはずなのに、無責任なマスコミや専門家に煽られ続け、騒動はまだまだ来年も続きそうです。近年は、ワイドショーが世論を誘導する傾向にあり、テレビの地上波での偏った情報をネットで修正する、ということも多いように見受けられます。

今回の騒動は、診断検査としては不向きなPCR検査をやり始めてしまったために起こったものだと思いますので、PCR検査をやり続ければそれは永久にゼロにはなりませんし、騒動も終わりません。当初PCR検査推進派であった米国の『ニューヨーク・タイムズ』誌も、8月末には「PCR検査は単なる遺伝子の断片を増幅しているだけで、それと感染性は関係ない」と述べ、「米国のPCR検査は、陽性者のうち90%は偽陽性」と認めています。90%偽陽性だったら、既にもう診断検査の意義はゼロですね。

そもそも「PCR検査陽性者」=「感染者」ではないはずなのですが、日本でも世界でも、検査をやれば医療機関にも補助金が出たり、検査陽性者がいればまた医療機関に補助金が出たり、ということがあり、英国でも米国でも感染者(実際にはPCR陽性者)や死者の人数が水増し報告されているそうです。日本ではそういう不正はないと信じたいです。

現在までに、日本国内で新型コロナウイルス感染症で亡くなった方は、約1900人とされています。繰り返し申し上げますが、「PCR検査陽性者」=「感染者」ではありませんし、PCR陽性で他の原因で亡くなった方も(例えば、他の病気、事故、自殺など)含まれますので、実際にはもっともっと少ない可能性があります。新型コロナのみを大騒ぎしていますが、日本では一日平均340人の方がコロナと関係なく肺炎で亡くなっています。これは一週間で2380人という計算になります。どうしてこちらのこともワイドショーは取り上げないのでしょうか?

今回の流れを簡潔にまとめると、元々風邪の原因であるコロナウイルスが、おそらく中国で弱毒型のS型、続いてK型に変異し、その後強毒型の武漢G型、欧米G型に変異し、感染拡大となりました。京都大学上久保靖彦教授によると、日本など中国に距離的に近い国々は中国人の流入が多く、S型、K型、G型と順番に入ってきたために集団免疫が形成されやすく重症化しにくかった、のに対し、元々中国人の流入が少なく、2月早々に中国からの入国制限を始めた欧米では、S型の後にK型が入ってこなかったために集団免疫が形成されず、G型流入による感染爆発となってしまったようです。要は、免疫のある無し、だけの話ですから、マスクも三密もソーシャルディスタンシングも基本的には関係なかった訳です。コロナウイルスは、今までも9-10年に一度変異し凶暴化する、ことは知られています。周期的なサイクルでの今年のバージョンを「新型コロナ」と命名するかどうかはともかく、今年はそういう年だった、ということになるのではないでしょうか。

もちろん、騒動の初めには、未知なる新興感染症が世界的に感染爆発を起こしている、と思われていた訳ですから、やれることは何でもやってみましょう、という姿勢は全く間違ってなかったと思います。しかし、そこから約10か月も経ちましたので、立ち止まって考え直したり検証したりして、正しい方向に修正していく必要があります。

直近の新型コロナ関連死(PCR陽性で他の死因も含む)は、CDC(米国疾病予防センター)は0.17%、WHOは0.16%と発表しています。他の死因も含まれるので、純粋な新型コロナだけだったら、もっと低い数字になるでしょう。季節型インフルエンザの致死率は0.1%程度なので、少なくともそれと同じ扱い、つまり、インフルエンザに罹患した人が他人に感染させないために外出をやめたりマスクをすることはあっても、罹患していない人がマスクを強要されることは通常ないので、新型コロナもそれと同じような対応で良いと思われます。

妊婦にPCR検査を実施し、陽性であった場合は、帝王切開術での分娩とし、分娩後は約2週間母子隔離とする、という方針の病院もある、と聴いたことがあります。それぞれの病院でそれぞれの先生方が対応に大変ご苦労なさっていますので、どれが正しくてどれが間違い、とは軽々には申し上げられません。しかし、季節型インフルエンザに罹患しただけで帝王切開になることはない訳ですから、新型コロナも同様な対応で良いのではないでしょうか?

ことマスクに関しては、とても面白い現象が起きています。外食をする時は、お店に着くまではマスクをして行き、お店に入ったらマスクを外し、1時間から長いと4時間ぐらい、食べ、飲み、喋り、しています。お店から出る時にはまたマスクをして帰ります。大きく解放された自然の中を歩いている時にはマスクをして、隔絶された空間の中にいる時は何時間もマスクを外している訳です。もう意味がわかりません。ほとんどの人が外出時にはマスクをしていますが、それは、マスクをしていないと他の人から変な目で見られたり何か言われたりするから、というだけで、大半の人がマスクは必要ないだろう、と思っています。本来のマスク自体の効果については否定いたしませんが、新型コロナに際してのマスクの用法は明らかに変ですよね。

本当に三密がダメなら、キャバクラやホストクラブだけでなく、焼肉屋や居酒屋でも感染するでしょうし、ギューギュー詰めの山手線や大混雑の渋谷駅新宿駅でも感染爆発するのではないでしょうか。こんなちぐはぐな対応に疑問を持たない方がおかしいと思います。

「ソーシャルディスタンシング(人とは距離を保ちましょう)2m」の話は、19世紀の終わりに咳やくしゃみによりバクテリアが1.7m先まで飛んだ、という実験結果から来ているのですが、その後の科学の進歩により、微生物が2m以上漂うことが報告されていますし、エアロゾルという形でかなり広範囲に6-8m漂うこともわかっています。それを一般の方々がご存じなくてもおかしくありませんが、専門家集団であるCDCやWHOが知らないはずがありません。なのに、なぜCDCやWHOは積極的にソーシャルディスタンシング2mを推し進めたのでしょう。私には理由がわかりません。

今回の騒動は、考えれば考えるほど、疑問だらけです。

一般的に物事は、ちゃんとしたものは必ず始まりがあり必ず終わりがある、ものです。しかし、デタラメを一度始めてしまうと、それを撤回しない限り、終わりがありません。やる必要のなかったPCR検査をやり始めてしまったために、本当の実態は収束しているのに、見かけ上収拾がつかない状況になってしまっているのかもしれません。

新聞やテレビは、本来どんな問題も両論併記が原則で、読者や視聴者がそれを見て、各自考え判断する、というのが正しいあり方だと思うのですが、昨今の新聞やテレビはそのようになっておりません。一方的な押し付けが多いです。テレビの地上波以外では、それに反対の意見が多数あるのに、それを全く取り上げないのは、明らかにおかしいと感じています。

私は若い頃、自分の大学の先輩医師から「医師に一番必要なものは何だかわかるか」と聞かれ、手術や分娩などの経験数?勉強?技術?責任感?など返答に困っていると、「医師に一番必要なのは、『常識的な感覚』だよ」と言われました。

「医者の常識は世間の非常識」という言葉もあるように、どの分野でも、その道で一生懸命頑張っていても、傍から見てみると案外おかしなことをやっていたりするものです。

今こそ、常識に立ち戻りましょう。

日本、および世界全体が、皆で「裸の王様」のお芝居をやっているような気もいたします。

王様は裸に見えるけど、あれで服を着ているのかな?
→いえ、着ていません。見えてるまんま、裸です。
今自分が咳やくしゃみの症状がないのにマスクする必要あるのかな?
→いえ、必要ありません。
症状もなくてPCR検査陽性、私って感染者なの?
→いえ、感染者じゃありません。そこに何かいただけです。

日本では毎年1月だけでお餅をのどに詰まらせて1300人亡くなるそうです。この事実をモーニングショーやサンデーモーニングが知ったら、来年の正月は「餅を自粛するように!」という世論誘導が始まりますよ。大変だ~。

そんな馬鹿な?と思われる方も多いでしょうが、物事の整合性、論理性を正しく詰めていくと、そういうことになります。

10か月で1900人亡くなる(本当はもっと少ない)新型コロナと、1か月で1300人亡くなるお餅、皆さんはどっちが怖いですか?

常識に立ち戻らないと、とんでもない社会が出来上がってしまいます。

今回の「新型コロナ」の騒動で、私にとって一つだけいいことがありました。「新しい発見」ができたのです。開院以来14年間、分娩室に何人入ってもいいよ~!ぐらいのノリで「立ち会い出産」を推奨してきましたが、新型コロナの影響で、一時期、初めてご家族などの立ち会い「なし」の出産をやってみました。意外にも?非常にイイお産が多かったのです。家族がいないために必要に迫られて?赤ちゃんを産みながら、赤ちゃんが生まれ出て行くところをお母さん自らビデオカメラやスマホで撮影しみたら、ものすごく楽しかった!という人も多く、‘自撮り率’(私が作った用語です)は急上昇です。出産のお母さんからすると、赤ちゃんが生まれ出ていく感触を実感しながら、それを自ら撮影すると、めっちゃ楽しいそうです。あとで友達に自慢できるからそういう楽しみもありますしね。

私からすると、ご家族やご友人の立ち会いがない分、出産のお母さんは、陣痛や赤ちゃんが生まれ出ること、つまり、分娩そのものをまっすぐ見つめて、‘濃く’お産を楽しんでいる感じがします。結果的に、お母さんと赤ちゃんの距離がものすごく縮まっていて、今まで以上に、より素敵なお産になっている感じもします。生命の誕生をご家族やご友人とともに皆で迎える「立ち会い出産」と、お母さんと赤ちゃんの距離が縮まる「立ち会わない出産」。私からすると、どちらも素晴らしい、最高のお産です。新型コロナの影響で、思いがけず「新しい発見」ができました。

ですから、フジハラレディースクリニックでは、どういう状況下になっても、楽しめて、満足できて、幸せを感じられる出産をできるよう、全力でサポートいたします。

産む主役はお母さん、生まれる主役は赤ちゃん、応援する主役はご家族、サポートの主役は私たち産科医と産科スタッフです。それぞれがそれぞれの立場で主役を演じ切りましょう!

新型コロナに関連することで、もしもご心配なことがある時には、私に直接ご相談ください。一緒に対応策を考えましょう。きっと大丈夫です。どうぞよろしくお願いいたします。

『世界で一番幸せなお産をしよう!』

医療法人つぐお会 フジハラレディースクリニック
理事長・院長 藤原 紹生

元cotocaのおかあ

元cotocaのおかあ
元cotocaのおかあ
2015年2月 改田家結成
2018年4月 自宅を改装しこどもたちのお店「こそだて喫茶cotoca」を開業
2021年4月 創ったお店を手離しヨーロッパのマルタ共和国に移住 (言語の獲得)
2022年1月 宮崎県延岡市で「ないもの暮らし」開始 (生きる力の獲得)

自らが考え動き、自らが経験すること。環境を創り、それをこどもと共有すること。生きることを学び、成長して行くこと。

自分に誠実に。こどもに誠実に。
それだけをしている、おかあ・改田 友子です。

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