シェア「挑戦的現代アート」

最後の一文が効いた。
「無抵抗でいれば、
そこに付け込む卑怯な奴がいる」。

今の社会(日本は特に)を表した一文だと、
私は感じた。

あなたは何を感じますか?


【挑戦的現代アート】

マリーナ・アブラモヴィッチ(セルビア系アメリカ人・現代美術家)が1974年に発表したRhythm0(リズムゼロ)をご存知ですか。

人間の闇に焦点を当てた作品。

観客参加型でマリーナ・アブラモヴィッチ自身を6時間マネキン人形とし、近くのテーブル上には72個のアイテムが置いてある。

アイテムの中には、花・ワイン・水・ロウソク・はたき・ハサミ・鎖・ベルト・拳銃などがあった。

また「ここにあるものを使い、私に何をしても構いません。ここであったことの全ての出来事の責任は私がとります。」と書かれたものがある。

始め観客は観ているだけだったが、徐々に花を握らせたり、水を飲ませたり、頬にキスをしたりした。

時が経つにつれて、1人の男性がハサミを使い、マリーナ・アブラモヴィッチの着ている服を切り始めた。

そこから観客の行動がエスカレートした。

鎖で繋ぎ、股の下にナイフを突きつける。ナイフでマリーナ・アブラモヴィッチを傷つける。最終的には銃まで突きつけた。

最終的に行き過ぎる行為を止める人が出てきたが、その止めに入った人を批判する人が出てきて、暴動になった。

6時間が過ぎ、マリーナ・アブラモヴィッチが人形を模倣するのをやめ、群衆に向かって歩き始めたら皆怯えて逃げたという。

このパフォーマンスアート後、マリーナ・アブラモヴィッチは「あの時誰一人として私を人間として扱ってくれる人はいなかった」と話したという。

人間は集団になると理性を失い、残酷な事もしてしまう。また、人間は雰囲気・空気に流され、正しい判断が出来なくなる事が露わになった作品だった。

無抵抗でいれば、そこに付け込む卑怯な奴がいる。

↓マリーナ・アブラモヴィッチさん

元cotocaのおかあ

元cotocaのおかあ
元cotocaのおかあ
【トビラアケマス】
タビスルオヤコ✈️⛴🛺
じぶんおやこ手帖📖
こども通訳士
聴くこと、繋げること、創ることが得意です。▶︎詳細はリンク🌐💻📱

「わたし」を過ごせず大きくなったわたし。
【こどもたちに引き継がせない】。
わたしがこどもの時からずっと持ち続けた想いをカタチにしたのが「このお店」でした。
そんなお店を手離し、海外に移住🇲🇹→宮崎移住🌴
現在はトーキョー🗼で8歳娘と遊びと経験だけのホームスクーリングな毎日を選択している、母であるわたしです。

今ならわかります。全ては生まれる前、「わたし」が決めて来たこと。地球での毎日は「点」をひろい「線」を形創る作業だということ。
そんな「わたし」の点と線が、誰かの「点」と繋がりますように。今も祈っています。

コメントを残す