なぜステロイドが標準治療なのか

http://cotoca-senju.jp/1517続き。ステロイド章最終。

ステロイドのリバウンドを経験して、私が2番目にしたこと。

(1番目はもちろんリバウンドについての情報収集。症状や経過、治し方を検索しまくることなんだけど)

それは、「こんな弊害のある薬を、どうして皮膚科医は処方するのか」知ろうとした、ということ。

私は「儲かるからだろうな」って安易に思ってた。薬漬けにすれば、客(患者)は絶えないもん。

でも、違った。そうじゃなかった。。

すごく読み込んだサイトがある。

それは皮膚科医で、且つ重症アトピー患者である人が、自身の闘病について記したもの(下記の画像は全てその方のサイトのキャプチャーです)。

症状によりあまりに凄まじい生活を強いられていて、読んでいて途中で気が滅入ってくるんだけど、私はなんとか読破した。

だってどうしても知りたかったから。被害者を生み出すステロイドがなぜ処方されるのだろうという事が。

分かったことは、単純・でも改善するのはだからこそ困難だと知った。

原因は「日本の皮膚科学会がステロイドを標準治療と定めていて、皮膚科医もそれが絶対だと信じている」ということ。

皮膚科医は、知りようがないんだ。自分が処方しようとしている薬が、患者を苦しめることになるなんて。「患者を助けたい」そう向き合って最良と手渡すものが、「最良」ではないものだってこと。その人の人生まで変えてしまう可能性を持つ恐ろしいものだってことを。

無知じゃない筈の医師。なのになぜ皮膚科医が現実を知らないのか、それは患者の行動を考えれば分かる。

「助けて」と頼った医師。信頼したその人から出されたものに不信感を持ったら、その医師の所には行かなくなるよね。

すると医師は、自分が処方した薬が効いた、治った、だから必要なくなって来なくなったんだろうと判断する。

もし「悪くなった」そうやって受診しに来たとしても、今度は「正しく塗ったか」「回数は?量は?」と、自分を擁護する手段がいくらでもある。

でもこれは単純な無知・怠慢とは違う。

だって知り得ないんだもん。

自分はそれ(症状と薬の肌感覚)を経験してない。

塗ってどうなるか、塗らないとどうなるか、塗り続けるとどうなるか。自分の感覚として体験してないんだから、患者に訴え掛けられてもピンと来ない。

自分が皮膚科医になるのに基本として専門的に学んできているから、それを否定されても実感がない。

「肌感覚」といった曖昧なものでなく、「科学的に効果がある」と証明されたものを処方するのが医師の役目。だから本当のこと・今起きている目の前の真実を理解する機会がない。

そしてもし本当のことを認めてしまったら、自分がどれだけの過ちを犯して来たのか、取り返しのつかないその事実を受け止めることになる。

そして、じゃあこれから(ステロイドを使わずに)どう治療すればいいのか、その方法を教わって来ていないのだから、今までのやり方があっていると自分に言い聞かせるしかなくなる。認めてしまえば下手をすれば医師という職を失うことになるんだから。

…そういうことらしい。

闇すぎるよ、ステロイド。

闇すぎるよ、日本の皮膚科医環境。

そんなこと、患者である私たちには本来何の関係も責任もないんだけど。。

でもその実情を踏まえて、私たちはどうするか、自分で考えて判断して行かなければならない。

※画像はお借りしています