「緊急事態宣言」と「緊急事態条項の違い」

藤原ひろのぶさんの投稿、シェアさせていただきます。

さて、まずたくさんの皆さんが緊急事態条項非常事態宣言を混合してしまっています(僕も最初混乱しました笑)

シンプルに言うと、緊急事態条項は憲法の話で非常事態宣言は法律の話と思ってください。

今回、政府が法改正をしようとしているのは非常事態宣言(法律の方)なんですね。「非常事態ですよ‼︎」って言える特別措置法(とくべつそちほう)を改正したいと言うてるわけです。

ちなみにですよ、既にこの非常事態宣言はインフルエンザ等対策特別措置法で出来る様になっていて、そこに「コロナも付け加えたらあかん??ねぇあかん??」と安倍さんは言ってるわけなんですね

これが通るとこんなことが出来る様になります

外出自粛要請、興行場、催物等の制限等の要請・指示(潜伏期間、治癒するまでの期間等を考慮)
都道府県知事は住民に対し外出の自粛を要請できる(第45条第1項)。また、罰則はないものの、多数の者が利用する施設(学校、社会福祉施設、建築物の床面積の合計が1,000平方メートルを超える劇場、映画館や体育館など)の使用制限・停止又は催物の開催の制限・停止を要請することができる(第45条第2項)。正当な理由がないのに要請に応じないときは、特に必要があると認めるときに限り、要請に係る措置を講ずべきことを指示できる。外出自粛や使用制限の期間は、新型インフルエンザ発生後の最初の1-2週間が目安とされている[13]。

要するに集会とか催事に対して指示が出来る様になるわけです(強制力が強くなると思ってください)

ちなみに緊急事態条項(国家緊急権)の場合は憲法が停止しますから、総理大臣が圧倒的な権力を握ることになります。逮捕でもなんでもやりたい放題になるでしょうね

言葉は似ていますが、権力の集中の仕方が全く違います

これらを理解した上で、僕がすんげー危険だと思うのは自粛指示の違いもわからない僕たち国民のレベルなんです。

憲法を元に自由に行動しているのに、要請に従わないものを悪や危険と決めつける世間の風潮。

国民が冷静に対応していれば、非常事態宣言なんて出せないんですよ

法律や自分の権利をしっかり理解しようとしない国民は政府を暴走させやすい

昨日Instagramで書きましたが、現場レベルの細かな情報は知らないと言う前提でも、現段階での致死率や感染力で非常事態宣言の発令を出来る様になったら、毎年インフルエンザの時期にいつでも出来る様になりません?

これは考えすぎですか?

経済にダメージを与える非常事態宣言を頻繁に行う事は無いと思いますが、権力ってのはしっかりと縛っておかないと本当に危険です

その縛る方法ってのは、僕たち一人一人が賢くなること、しっかり学ぶことなんですよ

政府ってのは僕たちの写し鏡なんですから

シェア【「緊急事態宣言」可能にする法案 13日成立へ】

やっぱり… 来た…

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#緊急事態宣言  #国民の私権を制限 #早期の成立を期す #なぜ #憲法改正 #独裁 #ヒトラー #ワイマール憲法


新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え、「緊急事態宣言」を可能にする法案は、今週13日に参議院本会議で採決され、成立する見通しとなりました。

政府は新型コロナウイルスのさらなる感染拡大に備え、総理大臣が「緊急事態宣言」を行い、自治体による外出の自粛や学校の休校などの要請や指示を可能にする法案について、政府は衆議院議院運営委員会の理事会で10日閣議決定して国会に提出すると説明しました。

また自民党の末松参議院国会対策委員長と、立憲民主党の芝参議院国会対策委員長は9日、国会内で会談し、参議院での審議日程を協議しました。

その結果、末松氏によりますと、法案が今週12日に衆議院を通過したあと、参議院の内閣委員会で審議し、翌13日に本会議で採決して成立を図ることで合意したということです。

自民 政調会長「万が一に備えるための法案」
自民党の岸田政務調査会長は記者会見で、「現在は『緊急事態宣言』を出す状況にないが、万が一に備えるための法案だ」と述べました。

一方、野党側が求める国会の事前承認については「法律に従って丁寧に運用していく中で国民の理解を得ることが大事だ」と述べ、否定的な考えを示しました。

また自民党の森山国会対策委員長は記者団に対し、「緊急事態宣言」を行う際の国会への報告について、「国民の私権を制限する話なので、できるだけ国会に事前に通知することが大事だ。与野党の協議が整えば、付帯決議に盛り込めばいい」と述べました。
首相「早期成立を期す」
自民党の役員会で安倍総理大臣は「新型コロナウイルス感染症による国民生活や経済への影響を最大限緩和するため、あす、第2弾となる緊急対応策をまとめる。『緊急事態宣言』を想定した法的枠組みを整備する法律の改正案も、あす閣議決定する。野党の協力をいただきながら、早期の成立を期していきたい」と述べました。

また自民党は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期した党大会に代わって、今月17日に両院議員総会を開き、ことしの運動方針などを決めることを確認しました。
国会周辺には法案に反対する人たちが集まる
国会周辺には「緊急事態宣言」を可能にする法案に反対する人たちが集まりました。

参加者は感染を防ぐため、マイクをアルコール消毒しながら「『緊急事態宣言』は人々の行動や施設の使用などを過剰に制限するおそれがある」とか、「市民生活や経済への影響も大きい」などと、抗議の声を上げていました。

参加した60代の女性は「現場の実態を無視して人権を制限すれば、国民をさらに不安にさせる。『緊急事態宣言』はやめて、着実に検査や医療の体制整備を進めてほしい」と話していました。

また60代の男性は「こうした集会にも規制がかかるようになれば、同調圧力も加わって、自由にものが言いにくくなるのではないか」と話していました。