たねのがっこうのおはなし①

「無肥料栽培家・環境活動家の岡本よりたかさん」「たねを守る、命をつなぐ」「無肥料栽培のワークショップ」というキーワードを見れば、行かないわけにいかない! ムスメちゃんを旦那さん&じじにお願いし、受講してきた。

ということで以下、メモ抜粋。

(※次回記事では「無肥料プランター栽培」について学んだことを掲載します)

*海から隆起して山が形成される。水は山から流れ、植物がカラダに溜め込み排出する。そして水はまた海に戻って行く。ミネラルが循環されている。

植物のカラダは空気と水で出来ている。植物は光合成で出来る。二酸化炭素(CO2)+水(H2O)+空気中の窒素(N)でタンパク質を作る。土が作るのではない。

*岡本よりたかさんの著書「野菜は小さい方を選びなさい」。細胞の数は大きくても小さくても殆ど変わらない。大きい野菜は水をたくさん吸収している。食べても水っぽい。

*野菜は枯れることでたねを残す。皮とたねがミネラル(だからマクロビでは一物全体とされる)。ミネラルは土から得ている。枯れる=土に戻す、循環するということ。

*野菜が腐るのは水分とミネラルのバランスが狂っているから(腐るとたねを残せない)。

*花粉が雌しべに付く→成長ホルモンが出る→実を付ける。

ハウス栽培では受粉しない。だから肥料を撒く。野菜は受粉したと勘違いして実を付ける。実際には受粉していないのでたねがない(ex.冬のトマト)。

大切な「たね」のないものを、現在の人間は摂取している。動物たちは山から流れたミネラルを摂取しているが、人間は「たね=ミネラルのない野菜」を摂取。自然界に反した事をしている。

*交配種と除雄などの話(https://cotoca-senju.jp/1184/参照)

*種苗法と種子法の話

種子法→現在日本ではコメ・麦・大豆の種子生産や普及を、都道府県に義務付けている。これを廃止し民間企業に種子などを提供し開発を促進させる。

アメリカでは企業がたねを開発。TPPで種子法が邪魔になったという背景がある。

[問題点]

・企業が開発→原種から新品種を作り出した場合、農家は自家採種を禁止される。毎年たねを買わないといけなくなる。

自家採種=自分で育てた作物の種を取ってまた植えられるようにする事。

・遺伝子組み換え作物の流通増加

・民間企業の開発によるたねの価格高騰

・生物特許と契約、裁判問題 など

岡本よりたかさんのFB記事はコチラ

https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/1612436505504182