昨年末、都市伝説でやってた話。
タイトルはまぁなんとも都市伝説っぽいけど、内容はちっとも怪しくもなんともない、きちんとしたものでわかりやすく、感心して観てた(さすがメンサの藤本淳史)。
久しぶりに、以下箇条書き。
↓
*下記は書籍「タネが危ない(野口勲)」に基づく話。
*農家さんがどうやって野菜を作っているか?種をまいて収穫、採れた野菜からまた種を採ってと一般的には思われているが、現在は生産性を高める為、専門の企業から一回きりの種(F1種)を買い付けている。
*F1種:一代雑種。違う品種を掛け合わせ、一代きりとして使う。まる×しわ=まる(メンデルの法則)。子供には出ないがしわは孫の代に出る。なのでF2以降は使わない。
*F1種は自然受粉や自家受粉(花粉が同じ個体にあるめしべの柱頭につくこと)できないよう人工受粉で作られる。その為手作業で雄しべを取り除く「除雄(じょゆう)」が必要となる。
*「雄性不稔(ゆうせいふねん)」。突然変異で出来た、雄が正常に育たないもの。雄しべや花粉が元々出来ない→除雄の手間がない。
*均一化でF1種。簡略化の雄性不稔。今世界中で雄性不稔の玉ねぎが出回っている。
→地球上に長く存在していなかったもの、突然変異のものを食べ続けていて大丈夫???
*世界中でミツバチがいなくなっている
→ミツバチは畑から花粉や蜜を持って帰って、次世代の雄蜂や女王蜂を育てる。行動範囲に雄性不稔の植物があったのでは? だから育たない(ネオニコチノイド系農薬説やダニ説、他諸説あり)。
*「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長が2011年に報告している。
*1940年代に精液1cc中に1億5,000万存在した精子は、現代では4,000万が平均であり、年々減り続けている。F1雄性不稔の野菜が誕生し出回り出したのはちょうど1940年代。
→花粉や蜜でさえ影響が出る、人間は丸ごと食べている。大丈夫??? 人類は、消えたミツバチと同じ運命を辿るかもしれない。
*アインシュタインのことば
「ミツバチが地球上から姿を消した場合、人類はわずか4年間しか生存できなくなるだろう」