なぜステロイドが標準治療なのか

ステロイド章最終。
※全章はこちら
https://cotoca-senju.jp/27241/

ステロイドのリバウンドを経験して、
私が2番目にしたこと。

※1番目はもちろん
リバウンドについての情報収集。
症状や経過、治し方を
検索しまくることなんだけど

それは
「こんな弊害のある薬を
どうして皮膚科医は処方するのか」
知ろうとした
ということ。

私は「儲かるからだろうな」
って安易に思ってた。

薬漬けにすれば、客(患者)は絶えないもん。

でも、違った。そうじゃなかった。。

すごく読み込んだサイトがある。

それは皮膚科医で、
且つ重症アトピー患者である人が、
自身の闘病について記したもの
※下記の画像は全て
その方のサイトのキャプチャーです

症状により
あまりに凄まじい生活を強いられていて、
読んでいて途中で気が滅入ってくるんだけど、
私はなんとか読破した。。

だってどうしても知りたかったから。
被害者を生み出すステロイドが
なぜ処方されるのだろうという事が。

分かったことは、単純。
でも改善するのは
だからこそ困難だと知った。

原因は

【日本の皮膚科学会がステロイドを
標準治療と定めていて、
皮膚科医もそれが絶対だと
信じている】

ということ。

皮膚科医は、知りようがないんだ。
自分が処方しようとしている薬が、
患者を苦しめることになるなんて。

「患者を助けたい」
そう向き合って最良と手渡すものが、
「最良」ではない
可能性を持つものだってこと。
その人の人生まで
変えてしまうかもしれない
恐ろしいものだってことを。。

無知じゃない筈の医師。
なのになぜ
皮膚科医が現実を知らないのか。
それは患者の行動を考えれば分かる。

「助けて」と頼った医師。
信頼したその人から出されたものに
不信感を持ったら、
その医師の所には行かなくなる
よね。

すると
医師は
自分が処方した薬が
効いた
治った
だから必要なくなって来なくなったんだろう
と判断する。

もし「悪くなった」
そうやって受診しに来たとしても今度は
「正しく塗ったか」
「回数は?量は?」
と自分を擁護する手段がいくらでもある。

でもこれは単純な無知・怠慢とは違う。

だって知り得ないんだもん。

自分はそれ(症状と薬の肌感覚)を
経験してない。

塗ってどうなるか
塗らないとどうなるか
塗り続けるとどうなるか。
自分の感覚として体験してないんだから、
患者に訴え掛けられてもピンと来ない。

自分が皮膚科医になるのに
【基本】
として専門的に
長年学んできているから、
それを否定されても実感がない。

「肌感覚」といった
曖昧なものでなく
「科学的に効果がある」
と証明されたものを処方するのが
医師の役目。
だから本当のこと、
今起きている目の前の真実を
理解する機会がない。

そしてもし本当のことを認めてしまったら、
自分がどれだけの過ちを犯して来たのか
取り返しのつかないその事実を
受け止めることになる。

そして、じゃあこれから
(ステロイドを使わずに)
どう治療すればいいのか。

その方法を教わって来ていないのだから
「今までのやり方があっている」
と自分に言い聞かせるしかなくなる。

認めてしまえば下手をすれば
医師という職を失う
ことになるんだから。

…そういうことらしい。

闇すぎるよ、ステロイド。
闇すぎるよ、日本の皮膚科医環境。

そんなこと、
患者である私たちには
本来何の関係も責任もないんだけど。。

でもその実情を踏まえて

私たちはどうするか

自分で考えて
判断して行かなければならない。

追記(2022年5月):
皮膚科学会だけではない
これは日本の
医療・薬学会
全体に言えることだと
これ以降の私は捉えています


※画像はお借りしています

筆者・おかあ 改田友子
https://cotoca-senju.jp/watashiya_oca_kaida/

元cotocaのおかあ

元cotocaのおかあ
元cotocaのおかあ
2015年2月 改田家結成
2018年4月 自宅を改装しこどもたちのお店「こそだて喫茶cotoca」を開業
2021年4月 創ったお店を手離しヨーロッパのマルタ共和国に移住 (言語の獲得)
2022年1月 宮崎県延岡市で「ないもの暮らし」開始 (生きる力の獲得)

自らが考え動き、自らが経験すること。環境を創り、それをこどもと共有すること。生きることを学び、成長して行くこと。

自分に誠実に。こどもに誠実に。
それだけをしている、おかあ・改田 友子です。

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